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クラウドファンディングと蔦屋書店を掛け合わせた事例

事例紹介

クラウドファンディングと蔦屋書店を掛け合わせた事例

デロンギ・ジャパン株式会社様

おうちコーヒーマシンの憧れ的存在であるデロンギ・ジャパン社が2025年4月に、新商品「リヴェリア 全自動コーヒーマシン」を発売しました。 今回は、クラウドファンディングとリアルな場を掛け合わせた、商品発売前の認知と話題作りを形成するプロモーションをご紹介します。

課題・背景

新商品の全自動コーヒーマシン「リヴェリア」の発売にあたり、単なる認知拡大に留まらず、ターゲット層が商品の深い価値を自ら体感し、納得して購入へ向かうためのリアルな接点の構築が求められていました。また、クラウドファンディングでの注目度をさらに高め、店舗やWebでの購買行動(検索)へ繋げるための強力なフックとなるプロモーション企画が課題となっていました。

「蔦屋書店 TSUTAYA BOOKS」と「GREEN FUNDING」のロゴを並べたコラボレーション告知バナー
デロンギ「リヴェリア 全自動コーヒーマシン」の展示台。GREEN FUNDINGの案内ボードや試飲用グラス、パンフレットが並ぶ

このような課題をお持ちの方におすすめ

  • クラウドファンディングを使って商品プロモーションを行いたい

  • 発売前商品の話題作りをしたい

  • 試飲・試食を通して商品の特徴を伝えたい

実施施策(ソリューション)

高感度な顧客が日常的に集まる東京の主要な蔦屋書店を舞台に、期間限定の体験型ポップアップストア(プロモーションイベント)を企画・運営。 空間デザインからクリエイティブまでトータルでプロデュースし、実際に淹れたてのコーヒーを五感で体験できる特別な場を提供することで、ターゲットの知的好奇心を刺激。クラウドファンディングとリアル空間を掛け合わせ、生活者が思わずSNSで拡散したくなるような「体験価値重視」のアプローチを実現しました。

1. 全国発売に先駆けたデロンギ初のクラウドファンディングを実施

GREEN FUNDINGのクラウドファンディングページのスクリーンショット。支援総額175,825,158円(目標比17582%)、支援人数892人、「SUCCESS!!」の達成バッジが表示されている

支援総額175,825,158円、支援人数892人を達成。開始24時間で支援者200人、4,000万円を超える支援金額を集めるなど、プロジェクト開始当初から高い注目を集めました。

2. デロンギ リヴェリア 全自動コーヒーマシンの展示・試飲体験を、クラウドファンディングと同時開催

六本木 蔦屋書店、梅田 蔦屋書店、六本松 蔦屋書店で開催。総試飲数1,400杯を達成。

コップのアイコンとともに「総試飲数 1,400杯」を示すインフォグラフィック

支援総額1億円超達成の裏側。
なぜ今、発売前商品をクラファンするの?

今回は、CCCグループの株式会社ワンモアが運営するグリーンファンディングでプロジェクトを実施しました。従来のクラウドファンディングは「応援」や「支援」のイメージが強いものでしたが、最近では支援者にとっては、「早く・安く商品を購入する」場として、メーカーにとっては、 「話題作りと早期認知の形成、そして発売前に市場の声を拾える」仕組みとして活用されることが多くなりました。

実際、今回のクラウドファンディングには以下のような狙いがありました。

1. 話題化とニュース価値の創出
デロンギ初のクラウドファンディング挑戦という話題性からのメディア露出や口コミ拡散。

2. アーリーアダプター層へのリーチ
従来の家電量販店では接触できない、新しいものを探している感度の高い層への訴求。

3. 発売前の市場テスト
一般発売前に実際のユーザーからフィードバックを収集しPR戦略に活用。

「POINT」バッジ付きの図解。「クラウドファンディング=GREEN FUNDING、話題作りと早期認知の形成、発売前に市場の声を拾える仕組み」と記載

リアルでの体験がクラウドファンディング成功の鍵

さらにクラウドファンディングスタートと同時に、蔦屋書店3店舗(六本木・梅田・六本松)での実機展示、試飲会を開催したことが今回の最大の特徴です。 専門知識を持ったスタッフが立ち、商品説明を行いながらコーヒーを試飲していただきクラウドファンディングの紹介を行いました。

3店舗で時期をずらしながら段階的に試飲会をしたことで、実施時期が後になるほどクラウドファンディングの認知率もあがり、お客さんの熱量も高まっていきました。梅田では初日からの反響が大きく、急遽スタッフを2名体制に変更。待機列ができるほどの盛況ぶりでした。

高価格帯のコーヒーマシンは、導入するとなれば味はもちろんのこと家に置いたときのサイズ感や家具とのマッチングも気になるところ。梅田では、メジャーを持参して設置スペースを測りに来るお客様もいらっしゃいました。

また、特に六本木店に設置したQRコード経由でのクラウドファンディング支援者が多くいらっしゃり、リアル体験がオンライン購買に直結することが実証されました。

左:試飲体験ブースに集まる来場者たち。右:「あなたも、プロジェクトに参加しませんか?」とGREEN FUNDINGへの参加を呼びかけるQRコード付き案内パネル
「POINT」バッジ付きの図解。「商品購入後の生活をイメージできるリアル体験が、オンライン購買に直結」と記載

書店でコーヒーマシンを買う、予期せぬ出会いが生み出すもの

本来、デロンギのコーヒーマシンは家電量販店で販売される商品です。しかし今回、リアル体験の場として蔦屋書店が選ばれました。

左:蔦屋書店店内に設置されたデロンギ製品の陳列コーナー。右:スタッフの説明を受けながらコーヒーマシンを試す来場者たち

家電量販店では、すでにデロンギを知っている既存顧客が商品を比較検討するケースが多く、目的買いが中心となっています。そのため、新しい顧客層への訴求が課題となっていました。

一方、蔦屋書店は特に明確な目的を持たずに立ち寄ったり、併設のカフェでコーヒーを楽しむ利用者が多い場所です。今回のコーヒーマシンの展開では、「デロンギを求めて来店する」顧客ではなく、「カフェでのコーヒーを求めて来店した」顧客に対して、「家でもこれほどおいしいコーヒーが飲める」という提案ができる環境が重要でした。

「POINT」バッジ付きの図解。「蔦屋書店なら、既存顧客ではない新しい層への訴求が可能」と記載

成果・データ

実際にコーヒーを味わいながらコンシェルジュと対話を楽しむ、上質で温かみのある体験型プロモーションとなりました。その結果、クラウドファンディングでは【支援額1億円超】という驚異的な成果を達成。リアルからWebへの見事な動線を生み出しました。

「クラファン×リアル体験の成功のカギ」と題した4象限の図解。1.商品特性 2.タイミング 3.場所選定 4.段階的展開
  1. 商品特性
    実際に試すことで、ユーザーがより価値を感じられる商材

  2. タイミング
    発売前の期待感と限定感の演出

  3. 場所選定
    ターゲット顧客が自然に集まる場所での展開

  4. 段階的展開
    認知拡大に合わせた複数店舗での時差実施

  • 会期       :2025年4月

  • プロモーション内容:新商品「リヴェリア」体験型ポップアップストア

  • 場所       :東京・主要蔦屋書店

  • 成果       :クラウドファンディング支援額1億円超を強力に後押し

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